藤沢市は6月18日、10年以上市内で運用され、走行距離や排ガス規制のため役目を終えた消防車両2台を中米エルサルバドル共和国に無償譲渡する式典を南消防署で行った。
車両は消火活動を行う水槽付消防ポンプ自動車と、けが人を搬送する高規格救急自動車の各1台。2013年12月、市が同国から要請を受けて譲渡が決定した。ふじさわ湘南ロータリークラブなどが資金提供や車両運搬に協力した。
式典には鈴木恒夫藤沢市長のほか、エルサルバドル共和国特命全権大使のマルタ・セラヤンディア氏らが出席。鈴木市長は「藤沢では現役を引退しているが、まだ十分活躍できる車両。現地での活躍に期待したい」と話した。市内で10年ほど中学校教諭を務めたこともあるマルタ大使は「自然災害が多く、救急車両が不足しているエルサルバドルにとって非常に助かる。縁ある藤沢との友好関係を深めていきたい」と感謝を述べた。
車両は今後、部品交換や左ハンドルへの改良などの整備が日本国内で行われ、現地に配備される予定。
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