藤沢市消防局は7月4日、市内における2014年上半期の救急出動件数を発表した=表参照。出動件数は1万642件で、13年同期と比べ231件の増加。上半期の比較で、6期連続の増加傾向となった。
救急出動件数の内訳は前年同期比109件増の急病が6839件で最も多く、全体の約64%を占めた。次いで一般負傷1651件(同108件増)、出産や転院、火災出動など、その他の分類は1323件(同132件増)、交通事故829件(同118件減)となった。
救急搬送された患者の半数以上は60代以上の人。交通事故による出動件数は減少しているが、腹痛や頭痛などの急病での利用が増えているという。
また、13年8月から県内初の運用開始となった、24時間救急隊員常駐型の救急ワークステーション(藤沢市民病院敷地内)。同所から患者が重篤と考えられる場合に発生する医師同乗救急出動は、上半期で93件となった。
今期の増加傾向を「救急ワークステーションからの出動が加わったことも一因となったのでは」と同局。さらに、14年に入ってから熱中症による救急出動件数は7件(7月11日現在)と、13年同時期の9件をやや下回るものの、今後も出動件数増加が予想されるという。
同局は「予防を心掛けるとともに、熱中症になった場合は風通しの良い日陰や室内などに移動し、水分補給をして楽な姿勢を取ってほしい。高温多湿で細菌が繁殖しやすくなるため、食中毒も増える。いずれも症状がひどい場合は迅速に119番通報を。症状に余裕がある場合は、『ふじさわ安心ダイヤル24』(【フリーダイヤル】0120・26・0070)も活用を」と呼びかけた。
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