宮原在住の椎野幸一さん(73)が8月7日、内閣府の「2014年防災功労者防災担当大臣表彰」を受賞した。
同表彰には椎野さんが選出された「防災体制の整備」と「防災思想の普及」部門があり、今年は全国から7団体、12人が選ばれた。椎野さんは神奈川県内で唯一の受賞となった。
椎野さんは2006年から御所見地区防災組織連絡協議会初代会長として、防災訓練の指導や講話などを行い、09年には藤沢市防災組織連絡協議会の立ち上げに携わった。現在もテレビや新聞、インターネットなどで自ら情報を集め、児童施設や学校などで、災害事例やその対処法、心構えなどを幅広い世代にわかりやすく解説している。
今回の受賞は、椎野さんが組織体制の整備を通じ、市民の防災意識・訓練内容、防災力の向上に貢献してきたことが評価されたもの。
阪神・淡路大震災がきっかけで防災に対する危機感を持ち、活動を始めたという椎野さんは「周りの理解や協力があったからこその受賞。生まれ育った藤沢・御所見のために、『生きる』こと、『助ける』こと、自ら考えて行動することの大切さを、これからも熱意をもって伝えていきたい」と話した。
表彰式は防災週間の9月2日に東京都内で行われる予定。
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