市内西富の時宗総本山遊行寺(住職・時宗法主真円上人)で9月15日、同寺の三大法要のひとつ「薄念仏会(すすきねんぶつえ)」が行われた。これは、過去の上人が平将門などの怨霊や亡霊を鎮めた故事が起源といわれている、同寺の年中行事。本堂では、法要の歴史や作法の解説が行われ、実際に真円上人をはじめとした僧侶たちが踊り念仏の一種「薄念仏」を行った。
真円上人らは独特の節の「南無阿弥陀仏」の念仏とともに、手に持った鉦鼓(しょうこ)を鳴らしながら生けられたススキの周りをゆっくりと回る「薄念仏」を披露。集まった檀信徒ら参加者約400人は、荘厳な法要に真剣な面持ちで見入っていた。
地蔵堂再建に感謝
当日は、90年ぶりに再建された地蔵堂の前で落慶法要も執り行われ、鈴木恒夫藤沢市長ら来賓と一般参加者、関係者合わせて約300人が出席。新たな地蔵堂の建立と損傷していた地蔵像の修復完了を祝い、地蔵菩薩の描かれた札を受け取った。
真円上人は参加者を前に、「多くの方々の協力と支援のおかげで、念願の地蔵堂再建が実現した。皆様に深く感謝を申し上げたい」と語った。
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