異例の若さでマイスターに抜擢され、「各団体の要職を務める年配の方々と並び、自分が選ばれたことが誇らしい。美容師という職業が認められたことで、若手の励みになれば」と話す。
美容師の父親の影響を受け、自然に同じ道を選んだ。中学を卒業後、昼は専門学校、夜は定時制の高校に通いながら週末に美容院でアルバイト。現場修行と学業の両立を続け、大学も卒業した。
その異色の経歴から、業界専門誌などのメディアで紹介された経験も多い。国内外の多くの受賞歴を持つほか、東日本大震災発生直後に被災地を訪れて行ったボランティアカット活動も評価の対象となった。
マイスターとして市民に職業の魅力を伝えてゆき、将来的には国の勲章なども目指したいという。「ハサミを通じて人と気持ちを通わせる『心の技術』の大切さを広め、藤沢をはじめ全国の美容師の地位向上のため尽力したい」と語った。
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