藤沢市内で活動する3団体がこのほど、「神奈川県公園協会賞」を受賞した。「調査・研究部門」で日本大学境川遊水地調査会が優秀賞、「都市緑化・自然環境保全に関わる活動部門」では「川名里山レンジャー隊」が優秀賞に、「遠藤竹炭の会」が奨励賞にそれぞれ選ばれた。
地域環境のため尽力
日本大学境川遊水地調査会は、同大生物資源科学部植物資源科学科の造園・緑地学研究室が中心となって活動している学生ボランティア。境川遊水地公園で、自然環境や生物の調査を定期的に行っている。
川名里山レンジャー隊は、同大学の学生やOB、地域住民らで構成され、主に川名緑地での緑化活動を行っている団体。定期的に近隣の小学生を谷戸に案内するなど、次世代に向けた緑化啓発活動にも力を入れている。
遠藤竹炭の会は、山や森内の散策路を整備し、伐採で発生した竹を焼いて竹炭にする活動を行っている。また同会が開催している「遠藤竹炭祭」には例年多くの参加者が訪れるなど、竹炭づくりを通じた地域活性化にも尽力している。
「県公園協会賞」は公益財団法人神奈川県公園協会の設立40周年を記念して行われたもの。同協会の公益的事業に関連する分野で、地域への貢献度が高く優れた活動を表彰して支援する目的で、「優秀賞」8団体と「奨励賞」10団体が選ばれた。
「調査・研究部門」は、県内の都市公園での調査研究や自然公園ビジターセンターの普及啓発活動に有効な調査研究が対象で、「都市緑化・自然環境保全に関わる活動部門」は県内の都市緑化において周辺地域への貢献と優れた成果を挙げている活動を表彰。また、都市公園を活用した先進的・独創的な取り組みで地域への貢献が顕著な活動に贈られる「都市公園施設の利活用部門」を含め、計3部門で審査が行われた。
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