超高齢社会に対応した医療体制の構築が叫ばれる中、藤沢市の医師会、歯科医師会、薬剤師会の三師会が協議会を設立し連携強化へ動き始めている。1月28日には、実質的に初となる合同会議が開かれ、武内鉄夫医師会会長、鈴木聡行歯科医師会会長、後藤知良薬剤師会会長の他、各会の副会長、理事ら18人が出席し、活発に意見交換が行われた。
同協議会によると、団塊の世代が75歳を迎える2025年問題など安心安全な医療提供が望まれており、「三師会が協力することで、市民のみなさまに安心して過ごせる環境を提供していきたい」としている。
この日は、「藤沢三師会市民公開講演会の開催」「藤沢市医療懇話会(仮称)の設立の提案」「在宅医療体制構築のための意見交換」の3議題が主に話し合われた。
懇話会の設立へ
議題の一つ、藤沢市医療懇話会(仮称)については、三師会だけでなく行政や政治家、各関係団体との意見交換を持てる場を作りたいという目的で医師会が提案した。すでに懇話会が開かれている相模原市の例を取り上げながら「ざっくばらんに話せる場が必要」「行政や関係団体との共通認識を持つことが大切」など、実現に向け前向きな意見が出された。
在宅医療の拠点作り
また、在宅医療体制構築のための意見交換では、医師会、歯科医師会が拠点作りに向けた取り組みを説明。今後、藤沢市における他職種連携を視野に入れた、より良い拠点づくりを目指すために三師会の情報共有をはじめ、連携を行うことで合意した。
委員長を務める武内会長は「安心安全な医療の提供には、三師会の親密な連携が必要。地域に根差した活動を出来るように、これからも話し合いを続けていきたい」と抱負を語った。
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