2014年3月に閉店した東日本大震災の復興支援を目的としたアンテナショップが、4月から新たに営業を再開する見込みであることがわかった。藤沢商工会議所(田中正明会頭)の自主事業として行われ、ミナパーク1階ロビーで週2〜3日程度の営業を予定。
同ショップは11年8月、藤沢市からの委託を受けた同商議所が被災者の雇用と被災地産業の支援を目的に、県の「緊急雇用創出事業臨時特例基金」を活用し、遊行通りにオープンした。13年4月にはフジサワ名店ビル中2階に移転、営業を継続してきたが、補助金の終了に伴い、14年3月末に閉店となっていた。
関連企業や市民からの閉店を惜しむ声を受け、同商議所では再開に向けた方策を模索、7月には検討委員会を設置し、八戸市、釜石市、石巻市、いわき市など被災地の会議所や企業を訪問、意見交換を行ってきた。被災地約70社に実施したアンケートではほとんどの企業が取引を希望した。
再開日は未定だが、ミナパーク1階ロビーにワゴンなどを設置、名称は「(仮称)東北復興支援アンテナショップ」。東北6県の物産・特産品など50〜100品種販売する。また、取引拡充の支援策として物販のみに留まらず、被災地と市内飲食店などとのマッチングなども視野に入れ、検討を進めている。
同事業を担当する川井裕之課長は「商品を購入してもらうことが被災地の支援になる。ぜひ利用してもらいたい。また、藤沢に避難されている方でお手伝いなどで協力いただける方、問い合わせいただければ」と話す。問い合わせは同商議所【電話】0466・27・8888へ。
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