2013年4月から歩いて日本一周の旅を続けている 戸高 寛さん 遠藤在住 25歳
歩くことは成長すること
○…徒歩で日本を一周する旅を続けている。2013年4月に藤沢を出発し、太平洋側を北へ、北海道で折り返すと日本海側を南へ。秋田、新潟などを通り昨年11月末に群馬県に到着。東日本を歩き切った。旅はリュック一つを荷物に、胸には「歩いて日本一周」のパネル、のぼりも掲げる。寝起きは道の駅や公園、歩道で寝袋にくるまって野宿。資金がなくなれば現地でアルバイトし、自由に旅を続けている。
○…大学時代にインドやネパールを旅行した経験と、藤沢で花火大会や市民祭りの裏方として協力した体験が転機に。「日本のことをもっと知りたい。人の思いを受け止められる大きな人間になりたい」。思いがつのり挑戦を決めた。当初2年の計画だったが、「人々との出会いを大切にしたい」と旅の途中で計画を変更。一日中歩き続け見つけた商店で「泊っていって良いよ」と声をかけてくれた優しい店主、初対面で朝まで飲み歩いた気さくなおじさん。意気投合し、語り合った大学生との友情など人の温かみを感じる話はつきない。
○…自称「歩く藤沢観光大使」としても活動中だ。手作りの藤沢紹介マップや、名所を描いたカルタを持ち歩き、旅先で出会った人々に藤沢の魅力を伝えている。「カルタは子どもと遊ぶと盛り上がります。藤沢をまだ知らない人も多い。少しでも知名度を広げる力になれれば」と微笑む。歩き続けて2年、「苦しいときでも、この先にきっと良いことがあると前向きになれるようなった」という。
○…ライフタウンで生まれ育つ。引っ込み思案な子どもだったが、音楽が好きで、藤沢総合高校ではバンドを結成しベースに没頭。旅にもウクレレを持ち歩く。好きな言葉は、「チャレンジチェンジ」。挑戦や行動なしには、変化や成長はないという意味だ。冬の今は旅を一時中断し資金調達のため藤沢に戻ってきた。再出発は5月の予定で、群馬県前橋市から西へ歩き出す。
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