藤沢市は「シティプロモーション」の一環として原動機付自転車のオリジナルナンバープレート導入へ向け、3月2日(月)からデザインの公募を開始する。市民からの一般投票を経て、12月には交付を行う予定だ。
市民税課によると、県内の自治体で「ご当地ナンバー」を導入しているのは、第1号の南足柄市をはじめ今後の予定も含めて現在12市町。特に昨年には両隣の鎌倉市と茅ヶ崎市が相次いで導入したこともあり、藤沢市内でもオリジナルデザインのナンバープレート製作の要望が寄せられていたという。
こうした声を受けて、市は他自治体の事例調査や企画の検討などの準備を進め、昨年立ち上げられた市のPR事業「ふじさわシティプロモーション」に合わせて導入を決定。デザインの中に必ず同事業のロゴマーク「キュンとするまち。藤沢」を入れる規定を盛り込んだ。
また市内初の取り組みとして、寄付を募ってプレート作成費用の一部に充てる「クラウドファンディング」も実施。寄付者には返礼として「ご当地ナンバー」の希望番号か市内名産品などのギフトが贈られる。
同課は「市民に郷土愛を深めてもらい、市内外に藤沢の魅力をPRするための事業。できる限り市民の意見を取り入れながら、藤沢らしい『ご当地ナンバー』にしていきたい」と語った。
「ご当地ナンバー」の対象となるのは50cc(白)、90cc(黄色)、125cc(ピンク)のプレートの原動機付自転車。交付開始後は無償で既存のプレートとの交換を受け付けるほか、新規車両で申請する場合には、従来のプレートか「ご当地ナンバー」のどちらかを選択できる。事業の予算は401万6千円で、6千枚を発行する見込み。
デザインの応募締め切りは4月20日(月)まで。全応募作品から市職員や観光協会、商工会議所による選考委員会が3点前後を候補に選び、5月下旬から6月中旬ごろに市民による一般投票が行われる。7月上旬にはデザインを決定し、12月に交付を開始する予定だ。
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