スイスのローザンヌで開催された国際オリンピック委員会(IOC)理事会で6月8日、2020年東京五輪のセーリング会場として江の島が承認された。1964(昭和39)年の東京五輪ヨット競技の開催地でもあった江の島は2度目の舞台となる
セーリング競技は当初、東京都江東区に新設予定だった「若洲オリンピックマリーナ」で計画が進められていたが、開催都市の費用削減を目指したIOCの中長期改革で見直しが行われ、計画は取りやめに。代替候補として藤沢市、愛知県蒲郡市、千葉県千葉市美浜区が名乗りを上げていた。
5月16日には国際セーリング連盟の競技責任者らが江の島ヨットハーバーを視察、周辺海域のチェックなども行われていた。
承認を受け翌9日には、神奈川県庁で会場決定報告会が開かれた。会には黒岩祐治神奈川県知事をはじめ、鈴木恒夫藤沢市長、佐藤春雄藤沢市議会議長、近隣の首長ら関係者が出席、くす玉を割り会場決定を祝った。
黒岩県知事は「湘南の海の魅力は、水がきれい、風、波、潮が良い、富士山が見えて最高の景色。海の魅力を生かし世界最高のレースを作っていこう」と呼びかけた。また、鈴木市長は「大変うれしく、光栄に思う。会場は決まったが、まだまだやるべきことがある。立派に成功できるよう協力しながら前へ進んでいきたい」と意気込みを語った。
江ノ島電鉄株式会社は江の島サムエル・コッキング苑の江の島シーキャンドルを7月31日(金)まで、五輪をイメージしたカラーにライトアップ(日没から午後10時まで)し、歓迎ムードに彩りを添えている。
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