夏の海水浴シーズンを前に6月5日、藤沢市消防局南消防署の鵠沼水難救助隊は、片瀬漁港と西浜海水浴場沖合の海上で、横浜市消防局航空隊と連携して水難救助合同訓練を行った。
今回の訓練は、藤沢市が昨年から運用を開始した「海難事故捜索座標図」を使ったもの。この図には江の島周辺の海岸から沖合南北約8Km、東西約12Kmの潮の流れや、定置網の位置、過去の漂着事例などが記されており、座標によって位置を把握することもできる。
訓練は釣りやサーフィン中に行方不明になった人の捜索を想定して2回実施。地上に設けられた指揮本部と海上を飛ぶ横浜市消防局のヘリとの無線交信や、座標図を用いた捜索範囲の指示、水上バイクによる救出搬送などの手順を確認した。また、ヘリが要救助者を発見したものの、燃料不足で上空に留まることができず、無線と全地球測位システム(GPS)で要救助者の位置を示した後に現場を離脱するなどの想定もあった。
藤沢市消防局管内では昨年度22件の海難事故が発生。うち5件で神奈川県下消防相互応援協定に基づき、横浜市消防局航空隊にヘリでの捜索を要請している。
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