2020年東京五輪のセーリング競技会場に江の島が選ばれたことを受け、藤沢市は6月10日、市内の経済・観光・医療などの団体で構成される「未来(あした)をつかむ東京オリンピック・パラリンピック藤沢市誘致・支援委員会」を開き、一致団結して大会成功に取り組むことを確認した。
鈴木恒夫市長は、委員会の冒頭で「江の島が会場に選ばれたことを、大変光栄で嬉しく思っている」と報告。自身が1964年の東京五輪で聖火リレーに参加した経験から「あの感動を味わってもらえるよう、市民参加型の大会を目指していきたい」と思いを伝えた。また、競技に親しみが持てるよう、セーリングの魅力を伝える講座の実施を提案した。
五輪の大会実施が半世紀ぶりに実現するということで、委員からも喜びの声が上がった。藤沢商工会議所の田中正明会頭は「念願が叶った。藤沢の素晴らしさを積極的に世界に訴えたい」と語り、市体育協会の大縫光宏会長は「感動をかみしめている。スポーツの振興普及、競技力の向上につながる」と話した。
委員会は、各団体が団結して大会成功を目指すことで一致。今後は、選手村の分村をはじめとする大会運営、交通渋滞などの具体的な問題について意見交換を行う。同委員会は、事前キャンプの誘致活動や競技支援を目的とし14年4月に発足。同年7月からは、神奈川県と協力して江の島への会場誘致に向けた活動を進めてきた。
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