2014年に42万人を超え、人口が増え続けている藤沢市。マンションや戸建て住宅の宅地開発が進む中、局地的に子どもの数が増加し、教室不足から仮設校舎で学ぶ学校も増えている。市内では2002年度に鵠洋小、大清水小が仮設校舎を設置したのがはじまりで、現在11小学校、2中学校に建てられている。
村岡地区の高谷小学校(楠戸亮子校長・児童数768人)も、子どもの増加により来年度から仮設校舎で教室不足を補うことになった。現在1年生が他の学年より多い5クラス。教室が足りず図工教室を仮教室として利用している。来年度も約160人が入学を予定しており、このままでは3クラス分が不足するという。
仮設校舎は、校舎横の飼育小屋のある場所に軽量鉄骨2階建て4教室を設置する予定。建物はリースで期間は7年間となっている。
市教委によると、同校のある村岡地区は、3年前に大手薬品会社・武田薬品工業が誘致されたことで人口が増加。他にも小さい土地開発で戸建て住宅が増えたことが急増の理由としている。また、子どもの数は把握が困難でどのように教室不足を解消するか対応が難しいのが現状だという。
今後も土地開発により、いくつかの地区で人口増加が予想されるが、市では小学生のピークは今年度、中学生が17年度で、その後、ほぼ横ばいだが減少していくと予想している。
市教委は6月議会の子ども文教常任委員会で「学校施設再整備基本方針」を報告。今後の対応として仮設校舎と校舎の再整備、または統合を視野に入れ、方針づくりを行うという。
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