8月6日から20日まで兵庫県の阪神甲子園球場で行われた「第97回全国高校野球選手権大会」で、市内石川に拠点を置く湘南ボーイズ(田代栄次監督)出身の3選手が所属する東海大相模が優勝を果たした。
東海大相模の45年ぶり2度目の優勝に貢献した湘南ボーイズOBは、主将の長倉蓮捕手(3年)と小笠原慎之介投手(同)、杉崎成輝遊撃手(同)の3選手。3選手は中学時代に同チームで全国優勝を経験しており、「高校でも日本一を目指す」と闘志を燃やしていたという。念願を達成した決勝の翌日、同校で行われた優勝報告会で長倉主将は、ファンや関係者らを前に「日本一をとった野球部員として、日本一の行動をしていきたい」と語った。
大会では、最速151キロの速球を持つ左腕・小笠原投手が活躍。2度の先発を含め全5試合で登板し、決勝の対仙台育英戦では打者38人に161球を投げ抜く力投を見せた。さらに6―6で迎えた9回表に勝ち越しとなる本塁打を放ち、投打にわたって好プレーを見せ会場を沸かせた。
中学時代から小笠原投手とバッテリーを組む長倉捕手は、キャプテンとしてチームをまとめながら全試合に出場し、打撃でも5打点の活躍。杉崎遊撃手は不動の3番打者として、平均5割以上の打率で毎試合安打を放ち、6打点を挙げて投手陣を支えた。
湘南ボーイズの田代監督は「優勝の瞬間を現地で見届けたが、3人とも持ち味を生かして頑張っていた。各方面からの注目を受ける中、実力を発揮できて凄いと思う」と称賛を贈った。
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