「不登校ゼロ」を目指して、すべての子どもに居場所がある学校づくりに取り組む公立小学校のドキュメンタリー映画『みんなの学校』の上映会が、3月10日(木)に藤沢市民会館小ホールで開かれる。
作品は2013年にテレビ放映された教育ドキュメントの劇場版。舞台となる大阪の公立小学校では、教室を飛び出してしまう子や暴力をふるってしまう子、従来なら特別支援教育の対象となる発達障害のある子どもも、一般児童と普通学級で学ぶ。厄介者と噂される子どもの成長や、ともに歩む教職員と保護者などの軌跡が描かれている。
今回、市内を中心に活動するNPO法人ココロまち(加藤忠相代表理事)が上映会を主催。「現状では、障害のある子どもがありのままの姿でいられる場が少ない。多くの人や行政の意識の問題で、『その子の個性』として存在を尊重することができれば、共生できるはず。偏見や恐れを払拭し、地域社会のあり方を考えるきっかけにしてほしい」。
また、市では障害者や高齢者、生活困窮者など、すべての市民が支え合って自分らしい生活を送れる地域づくり「藤沢型地域包括ケアシステム」を推進していることから、メンバーらは、「市の政策にも関わる作品なので、多くの人に見てほしい」と話す。
入場料は1000円(中学生以下無料)。【1】午後2時〜、【2】6時30分〜。各回の上映会後、舞台となった小学校の元校長・木村泰子さんの講演会も行われる。
問い合わせは同団体【電話】050・5583・0207。
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|