自分の育った街に映画館をつくりたい―。自主上映会で映画の魅力を発信している「シネコヤ」の竹中翔子さん(31)が、常設のミニシアター設置へ動き始めた。目指すのは愛される「街の映画館」。今月から支援を募る寄付プロジェクトもスタートした。
藤沢オデヲン座やフジサワ中央といった映画館が姿を消す中、映画館の復活を掲げ2013年からシネコヤの活動を開始した竹中さん。かねてから目標としていた、「街の人に愛される小さな映画館」づくりへ舵を切った。
候補地は鵠沼海岸商店街にあった写真館「カンダスタジオ」の建物。駅から歩いて数分の立地や人を集める十分な広さなどの条件に合い、レトロな内装も気に入ったという。ミニシアターには、上映施設のほかにカフェも併設する予定。これまでにはできなかった音響設備も整えていく。
総予算は2000万円ほどを見積もり、その半分は融資で、半分は今回の寄付プロジェクトで支援を募っている。寄付の方法は、振り込み、または直接シネコヤの上映会会場へ。ネットで資金を募るクラウドファンディングの準備も進めている。詳しくはホームページ(http://cinekoya.com/)で確認できる。
竹中さんは「いろいろな人に支えられ、夢へ大きな一歩を踏みだした。ご支援お願いします」と呼びかけている。
問い合わせはシネコヤ・竹中さん【携帯電話】080・6546・9432へ。
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|