スウェーデンで7月2日まで開催された大学生による馬術の世界大会「FISU世界大学馬術選手権大会」に、日本大学馬術部の沖廣諒一さん(4年、亀井野在住)が出場し、個人総合優勝の栄冠を手にした。「海外での試合は初めてだった」と話す若き騎手が、日本人として初の快挙を達成した。
18カ国から大学生54人が出場。日本代表は3人が参戦し、演技の美しさを競う「馬場馬術」、人馬一体で柵を越える「障害飛越」でしのぎを削った。
沖廣さんは馬場馬術で11位、障害飛越では2位を獲得。障害飛越での好成績が総合順位を大きく押し上げ、見事個人総合1位を勝ち取った。
国内学生大会の馬場馬術で、全国2連覇を成し遂げた実力者である沖廣さん。日本代表に選出され、一層練習に励んだが、今大会の同競技では他国の強豪に力及ばずほぞを噛んだ。「緊張していた。上手くやろうと意識しすぎてミスが多くなった」と猛省したという。
翌日、悔しさを胸に挑んだ障害飛越では、馬との呼吸を合わせ、華麗なジャンプを披露。試合後、表彰式で日の丸が高々と掲げられるのを目の当たりにし、「高揚感でいっぱいだった」と話す。「嬉しかった。優勝が自分で良いのかなと思うほど、でき過ぎた結果だったと思う」
日本代表は他の選手の活躍もあり、チーム団体で3位入賞。銅メダルを持ち帰った。
同部の小川登美夫コーチは「馬術の本場と言われるヨーロッパで、日本人の実力を世界に見せつけてくれた。今後も世界の舞台で活躍できる選手の育成に力を入れていきたい」と話した。
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