市民有志3人が、かつて宿場町として栄えた旧東海道藤沢宿の街並みを再現した立体模型地図(ジオラマ)を完成させた。今後、多くの市民が目にできるよう、一般公開も計画していく予定という。
制作したのは、広瀬宣昭さんと西貝成一さん、皆川裕子さん。3人は、「宿場町同士が連携することで、旧東海道筋全体の活性化につなげたい」と、戸塚宿や保土ヶ谷宿エリアの市民で構成される「武相宿場連携まつり実行委員会」に所属している。ジオラマ制作は、同会の協同事業の一環で、他地区でも既に同様のジオラマが制作されている。
3人は、1月から10回ほど集まって、発泡スチロールや手芸用品、木片などを使って縦60cm、幅90cmサイズのジオラマを制作。江戸時代末期の絵地図から街並みを読み取り、遊行寺の坂から羽鳥までを約4千分の1で再現した。精度を上げるために、山の位置や高さ、大きさなどは、明治15年の陸地測量部による地図をもとに算出したという。
8月3日にはメンバーらが藤沢公民館で鈴木恒夫市長へ報告会を行い、ジオラマの趣旨を説明。西貝さんは、「このジオラマで江戸時代と今の街並みを見比べてもらいたい。昔からのつながりを感じることで、街への誇りを高めるきっかけになれば」と話した。
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|