時宗総本山遊行寺の境内で8月18日、31回目の開催となった遊行寺薪能が行われた。主催は同実行委員会(田中正明実行委員長)。藤沢市、藤沢市観光協会、藤沢市教育委員会、藤沢商工会議所、藤沢青年会議所、かながわ信用金庫が後援。
この薪能は1986年にかながわ信用金庫の前身である藤沢信用金庫と地域住民らが中心となり、「藤沢の地に後世に残る文化活動を創造しよう」とはじめられたもの。
会場では田中実行委員長をはじめ、遊行寺第74代法主の他阿真円上人、平松廣司かながわ信用金庫理事長らが次々とあいさつ。特設舞台の設けられた境内には関係者を含め1600人もの観客が詰めかけた。
特設舞台では観世流の「杜若(かきつばた)」「土蜘蛛」が上演され、2つの能の間には大蔵流の狂言「仏師」も披露された。始まった当初はまだまだ明るかったが、土蜘蛛が上演されるころにはすっかり日も落ち、観客たちは境内に浮かび上がった幽玄の世界を堪能していた。
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