米国で心臓移植を望む市内在住の宮城篤さん(41)を支援するため、7月末に友人らによって「宮城篤さんを救う会」(田渕輝彦代表)が結成され、県内各地で募金活動を行っている。手術に必要な目標金額は1億4000万円。父の直治さん(73)は「渡航・滞在費は家族で賄えても手術費は負担できない金額になる」と協力を呼び掛けている。
宮城さんは、幼稚園児のころ、健康診断で心電図の異常を告げられ、精密検査で心筋症と診断された。激しい運動を控える生活を送っていたが、就職した1997年の翌年1月に自宅で倒れ入退院を繰り返してきた。2003年には発症が50万人に1人とされる原因不明の病気「拘束型心筋症」と診断された。昨年後半から病状が急激に悪化、主治医は心臓移植のみでしか助からないと判断。6月に米国カリフォルニア州の病院で受け入れが決まり、ドナー提供を待っている。
「救う会」は、心臓移植実現のために、藤沢市を中心に神奈川県内の駅前や街頭で募金活動を実施。協力を広く呼び掛けている。また、募金協力の他、その活動に参加できるスタッフを募っている。
妻の美由紀さん(43)は、「涙を流して『僕は生きたい』と初めて弱音を吐いた。彼の人生を終わらせたくない」と夫を助けたい気持ちを語った。問い合わせは、宮城篤さんを救う会【電話】0466・90・5850へ
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
御所見でスマホ相談4月23日 |
|
|
|
|