湘南工科大学附属高校で9月12日、外務省による出前講座が行われ、1年生約540人が現役職員の講演に耳を傾けた=写真。
講師として訪れたのは、外務省軍縮不拡散・科学部軍備管理軍縮課の北野恭央さん。名古屋大学大学院卒業後、英国の大学院で学び、国内コンサルタント会社、シンクタンク取締役、米国メーカー課長を経て、外務省に入り、在アフガニスタン大使館に勤務してきた。
北野さんは「国際貢献を志して〜紆余曲折の社会人ライフ〜」と題し、アフガニスタンでの仕事内容をはじめ、海外生活について説明。「8カ月間世界をバックパックで旅した経験が人生の転換期」とし、「内戦で子どもの遺体が転がっている様を目の当たりにし、悲惨なことが無い社会のために貢献したいと思った」など、現在に至るまでの多彩な経歴を語った。また、「英語力は最大の武器」「リスクを恐れずにチャレンジした人が報われる」「やりたいことが見つからなくても悲観せずに前に進むこと」など、高校生活の過ごし方についてアドバイスした。
茂木遥さん(技術コース)は、「旅や留学などを通じて実際にその場に行って経験することの大切さを学んだ」、伊藤有里さん(同)は「英語力がいかに大切かを知った。今後の進路の参考にしたい」と話した。
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