秋の読書週間が10月27日(木)から始まる。活字離れ、読書離れが指摘されて久しいが、藤沢市内の4市民図書館では4月から、市民からの寄付を活用して、子ども向けの絵本や物語を紹介するコーナーを展開している。寄付者が好きだという赤いバラの花にちなみ独自に「べにばら文庫」と命名。0歳から小学生までの年代が読書に親しみやすい環境を整えている。
各図書館では、さまざまなテーマでコーナーを作っているが、同じコーナーを合同で設置するのは初めてとなる。
「べにばら文庫」には各図書館で違いがあるが、絵本や物語など約500冊が揃えられている。『ぐりとぐら』『だるまちゃんとてんぐちゃん』『ピーターラビット』『エルマーのぼうけん』など、長い間子どもたちに親しまれ、読み継がれてきた本を並べている。
今後は、本の背表紙にラベルを貼り、市内に11ある市民図書室や、子どもたちが関わる福祉施設、公民館、学校などにも推薦図書として配布していく予定。
市総合市民図書館の担当者は、「べにばら文庫の前で本を読んでいる子どもの姿を良く見るようになった。子どもだけでなく、お父さんやお母さんにも懐かしいと思える本が揃っているので、親子で読書を楽しんでほしい」と話していた。
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