JR辻堂駅が12月1日(木)に開設100周年を迎える。地元住民らが中心となり、11月26日(土)と27日(日)にはパレードや式典、タイムカプセル設置などの記念行事を行い、節目を祝う。
辻堂駅は駅や線路に必要な土地、建設資金などを地元住民で持ち寄って開設までこぎつけた、全国でも珍しい地元請願駅。東海道本線が国府津まで開通した1887年当時、藤沢停車場と平塚停車場は開設されたが、辻堂には設けられなかった。地元有志は海産物や農産物などの輸送手段として駅を造るため、1913年に「辻堂停車場設置期成同盟会」を結成。国に掛け合い、駅開設への道を切り開いた。16年の駅開設以降、住民らはこの先人たちの偉業を称えようと10年ごとに記念行事を行ってきた。
「辻堂駅開設100周年事業実行委員会」(山田榮委員長)を3年前に立ち上げ、イベントの構想や実施計画、行政との調整などを入念に行ってきた。山田委員長は「メンバーが早くから準備を進め、寝食を忘れるほど頑張ってきてくれたことに感謝。当日を無事に迎え、次の100年へと繋いでほしい」と話した。
イベント盛りだくさん
26日は午前11時から明治市民センターで関係者による記念式典、午後2時からは駅北口ロータリーで公募で集まった手紙や郷土資料などを詰めたタイムカプセルの設置が行われる。
27日は午前9時に北口から祝賀パレードがスタート。10時からは神輿・太鼓山車の渡御も始まり、南口へと続いていく。また、テラスモール湘南とシークロス公園のステージでフラダンスや吹奏楽の演奏などが両日開かれる。
問い合わせは永井さん【メール】tsujidou100@gmail.com、【FAX】0466・54・4516へ。
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