県内の観光客数の増加に大きく寄与した団体などを称える「かながわ観光大賞」で、藤沢市観光協会が11月25日、「外国人観光客奨励賞」を受賞した。県内から全15件の応募があり、市内では唯一、同協会としては初の受賞となった。
かながわ観光大賞は2010年から実施され、今回で7回目。同日、県庁新庁舎で行われた表彰式では、黒岩祐治県知事が同協会の山口幸雄会長に賞状を手渡した。
同協会は2020年の東京五輪開催に向け、セーリング競技会場になる江の島を中心に外国人観光客誘致に尽力。2月19日には、観光名所の魅力を7言語で紹介する「Discover FUJISAWA」や、飲食店約40店舗のメニューを8言語で紹介する「FUJISAWA Foodies」といったウェブサイトを開設し、市内の魅力発信に力を入れている。
また、外国語で案内ができるボランティアガイドを育成し、江の島の観光案内所に毎日1人派遣するなどの活動をはじめ、英語、中国語、韓国語などによる藤沢駅前の早わかりマップの作成も高く評価された。
同協会によると、今年4月から9月末までに市内3カ所の案内所を訪れた外国人観光客は1万1231人で、前年同期比で30%増加した。特に台湾、中国からの来客が多く、同協会のインバウンド担当課長・奥村裕美さんは「欧米の観光客も増やしたい。鎌倉観光の後は江ノ電に乗り、江の島にも来てほしい」と語った。
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