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GT300 人間力で王座戴冠 葛原の町工場が頂点に

スポーツ

掲載号:2016年12月9日号

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表彰台でトロフィーをかかげる土屋さん(左)と松井選手
表彰台でトロフィーをかかげる土屋さん(左)と松井選手

 国内最高峰の自動車レースのひとつ「GT300」の今季最終第8戦が11月13日、栃木県のツインリンクもてぎで開かれ、市内葛原の町工場から参戦している「VivaC team TSUCHIYA 」が今季2度目の優勝を飾り、初のシリーズチャンピオン獲得の快挙を成し遂げた。

 チームの「オーナー」「エンジニア」「ドライバー」と、ひとり3役をこなす土屋武士さんは「準備から妥協なく仕事ができた。すべてをやり切った」とシーズンを振り返る。

 チャンピオンの座を賭け臨んだ最終戦、VivaC 86 MC」は予選6位と出遅れるが、決勝前に急遽、作戦をピットインが必要ないタイヤ無交換に変更。その策が功を奏し、車は徐々に順位を上げ2位に浮上。

 34周目に、トップを走る「TOYOTA PRIUS apr GT」を2人目のドライバー松井孝允選手がオーバーテイクし、トップに立った。たとえ2位でも自力で王座獲得となったが、「優勝したかった」と攻め続け、チェッカーフラッグを受けた。

 2010年、レース界のカリスマエンジニアと呼ばれた父・土屋春雄さんの技術や意志を引き継ぎたいと、休業していた工場を再開し、昨年レース界に復帰した土屋さん。「小さい町工場からの挑戦。息子としての役割を果たせてほっとしている」と喜びを語った。

引退に華を添え

 土屋さんは、今期でのドライバー引退を表明してレースに臨んでいた。これまで24年間のドライバー人生でもチャンピオン獲得はなかった。それだけに初王座獲得は「出来すぎのストーリー。最後にこんなことが起こるなんて、奇跡的」と驚いている。勝因は「相棒のドライバー松井の成長が一番大きい。タイヤの性能開発もチームを引き上げてくれた」と分析した。

 チームは「最後は資本力よりも人間力が勝ることを証明したい」と、運営資金を他に頼らず、仲間の純粋な援助だけで戦ってきた。周りからは「絶滅危惧種」と例えられるほど珍しいことだった。「僕の思いに賛同してくれた多くの人がサポートしてくれた。チャンピオンは、みんなの思いが届いたのかもしれない。これから、恩返しができるようにチーム一丸となって頑張っていきたい」と語った。

サーキットを走る「VivaC 86 MC」
サーキットを走る「VivaC 86 MC」

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