藤沢市は1月から、県が推進する「マイME―BYOカルテ」と提携した「電子母子手帳」の無料サービスを開始した。母子の健診結果や予防接種履歴などをPCやスマートフォンのアプリを利用してインターネット上で管理できる。
ソーシャルネットワーク(SNS)の普及を背景に母子手帳の電子化は、神奈川県が昨年9月からモデル事業として、導入を希望した8市町を対象に運用を始めた。現在は12市町で運用され、1月8日時点で1623人が登録している。全国では千葉県柏市や大阪府池田市などで進められている。
電子版は、県のサーバーでバックアップされるため、災害などで記録が失われる心配がない上、県や市町村が配信する地域情報が届く便利さが特徴。自治体と子育て世代をつなぐコミュニケーションツールとしての役割も期待されている。
アプリをダウンロードして利用する電子母子手帳は、面倒で忘れがちな予防接種の管理を自動化。出生日から最適な予防接種日を自動表示し、接種日が近づくと事前にアラート機能で知らせる。また、身長・体重を入力するだけで自動でグラフ化。成長日記や写真、健診記録をいつでも入力でき、記録データは父親や祖父母らと共有することができる。藤沢市は「これからチラシを配布するなど周知していきたい」と話した。
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