市消防局は1月4日、2016年の「火災と救急の状況」を発表した。火災件数は13年以来減少傾向だったが、増加に転じた。救急件数は1954年の統計開始以来、最多となった。
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16年の火災件数は86件で、前年比で5件増。火災による死者は7人で6人増、負傷者は16人で4人減少した。出火原因別では放火(疑い含む)とたばこが最も多くどちらも13件。電気機器や配線器具などの火災が増加傾向で10件だった。火災種別を見ると、建物が55件で全体の半数を占め、車両が15件、その他が16件。火災による損害額は約1億円(一部調査中)となっている。
市消防局予防課によれば、死者7人のうち6人の世帯には住宅用火災警報器が設置されていなかったという。「市内の住宅用火災警報器の設置率は80%程度。バッテリーが切れている場合もあるので、点検をしてほしい。また未設置の世帯は早めの取り付けを」と呼びかけている。
救急件数は2万2502件で、前年から529件増。内訳としては、急病が最も多く1万4238件。次いで一般負傷が3687件、交通事故が1676件だった。救急車による搬送人員は2万916人で前年より881人増加した。
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