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藤沢版 公開:2017年4月7日 エリアトップへ

福島の親子、今年も藤沢に 被災から6年 市民団体が招待

社会

公開:2017年4月7日

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鹿の革で缶バッジづくり
鹿の革で缶バッジづくり

 東日本大震災による原発事故の被災者たちを藤沢などに招き、心身ともにリフレッシュしてもらおうという取り組みが、事故から6年経った今も続いている。

市民や学生との交流も

 「福島の子どもたちとともに・湘南の会」(青柳節子代表)は3月29日から4月2日に実施し、3歳から75歳まで14家族36人が参加した。事故翌年の夏から年2回行ってきたもので、今回で10回目。

 福島からバスで到着した一行は、亀井野にある日本大学生物資源科学部の構内で2泊し、地域の人や学生らと交流。同大の博物館を見学し、小林信一教授から鹿についてのレクチャーを受けて鹿肉を使った昼食を食べ、クイズや革細工などにも挑戦した。

 31日には湘南台文化センターこども館で春休みのひと時を満喫していた。

 同会では「回を重ねたことで今回は2、3度目の参加の人も多かった。満足してもらえている証だと思う」と話した。

「保護者の支えに」

 「『福島のこども達を湘南に呼ぼう!』藤沢実行委員会」(松延康隆代表代行)は3月25日から28日、福島県南相馬市と川俣町の10家族31人を招待した。2012年夏から始めた保養プログラムは13回目。

 参加者は25日に日大で行われた歓迎夕食会に出席。26日にはキャンパス内の博物館見学やボウリング、銭湯を楽しんだ。

 自由行動となった27日は、八景島やみなとみらいなどへ観光に出発。新江ノ島水族館にも南相馬市と川俣町の2家族が足をのばした。水族館では相模湾大水槽の魚群やシラスの稚魚、クラゲ、ペンギンなどのほか、イルカショーも満喫した。

 同会は「一部が避難解除になった今も、福島には被ばくをおそれて外で遊ばせることができない保護者がたくさんいる。放射線量が落ち着くまではできる限りこの取り組みを続け、支えていきたい」と話した。
 

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