市内の水産資源の保護のほか、藤沢の水産業について市民の理解を深めてもらおうと、藤沢市漁業協同組合と市農業水産課は3月28日、鵠沼海岸でハマグリの稚貝の放流会を開催した。
今年は市内の親子約120人が参加。波打ち際に集まった親子は、4cmほどの無数の稚貝を入れたバケツを手に、「大きくなーれ」の掛け声とともに一斉に海に投げた。同組合によると、この日は稚貝約180kgが放流された。
辻堂東海岸在住の広瀬花帆さん(8)は「初めて参加した。大きく育ってほしいと願いを込めて、思いっきり投げた。来年の雛祭りにはハマグリのお吸い物を味わいたい」と話した。
同組合によると、藤沢のハマグリは環境悪化の影響で一時激減したが、「何とか復活させたい」と組合員らが2001年から稚貝の放流事業を開始。水質の改善とともに、徐々に数が増加し、09年以降は水揚げ量が安定したという。市内産の大ぶりのハマグリは、今年1月には「湘南はまぐり」として県から「かながわブランド」に認定されている。
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