認知症の人やその家族、サポーターが協力してソフトボールの試合を行う「DKリーグ・第1回神奈川認知症ソフトボール大会」が6月10日、藤沢市葛原スポーツ広場で開催された。主催はDKリーグ・神奈川認知症ソフトボール大会実行委員会(中村成信実行委員長)。藤沢市ソフトボール協会、藤沢市家庭婦人ソフトボール連盟、一般社団法人かまくら認知症ネットワークなどが協力した。
英語のディメンティア(認知症)と神奈川の頭文字をとってDKリーグと名付けられたこの大会は、認知症の人やその家族が試合に参加することで元気になってもらうとともに、楽しむことや仲間同士の絆を深めてもらおうと開催されたもの。静岡県富士宮市では全国大会も行われているが、県内での開催は初となった。
当日は神奈川北MMシュガーと神奈川南エンジェルスの2チームが参加。試合では認知症の人の状態にあわせてサポーターがグラウンドに入り、声掛け、並走、打席でのサポートなどが行われ、認知症の人15人全員が打席に立った。試合途中ではヒットを打った認知症の人が勢い余って前のランナーを追い抜いてしまい、あえなくアウトになってしまうなど、終始笑いの絶えないものとなった。試合は1回から勢いに乗ったエンジェルスが18対2でMMシュガーを下した。
自らも認知症を患う中村実行委員長は「多くの人が協力してくれて大会が成功したのは本当に良かった」と話した。実行委員会の事務局長を務めた稲田秀樹さんは「この大会をこれからも続けていきたい。交通の便の良い藤沢市で毎年開催できればと思っている。将来はチーム数を増やし、リーグ戦にしていきたい」と話した。
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