善行の飯塚整形外科の医師・飯塚健児さん(68)が9月5日、地域の初期救急医療に貢献したとして「神奈川県救急医療功労者表彰」で表彰された。飯塚医師は「長年救急に取り組んできたので、今までで一番嬉しい表彰」と喜びを語る。
この表彰は、県の救急医療の発展に努め、特に功労のあった団体や施設、個人を顕彰するもの。今年で35回目となり、県全体では4団体7個人が表彰された。
救急体制を整え
飯塚医師は、善行駅前で同院を開業した1988年以来、長年にわたってさまざまな団体に属し、地域の初期救急医療に貢献してきた。これまで藤沢市医師会の理事、現在は副会長として、休日・夜間急病診療所の体制の整備や運営などに尽力してきた。そのほか、藤沢から湯河原までの「湘南地区メディカルコントロール協議会」の会長を務め、救急現場から医療機関へ搬送されるまでの応急処置の質を保持するための体制づくりに励んでいる。
「『市民のために』という正義感などではなく、自分にとっては、これがごく自然で、当たり前のこと。長らく交通事故の怪我や骨折など外傷専門でやってきたので、身に染みついているのだと思う」と微笑む。
救急のほか、災害医療コーディネーターとして災害時の医療体制づくりにも注力している。「災害は待ったなし。有事に備え、今後も行政と医療機関との連携強化などを図っていきたい」
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