藤沢版 掲載号:2017年10月27日号
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「幻の永福寺」をCGで復元 湘南工科大学・長澤研究室

文化

長澤教授(右上)と制作に携わった学生/CGでよみがえった永福寺
長澤教授(右上)と制作に携わった学生/CGでよみがえった永福寺
 湘南工科大学のコンピュータ応用学科の長澤可也教授研究室は、源頼朝が建立し、現在は跡地だけの永福(ようふく)寺をCG技術によって復元させた。完成した動画やVR(バーチャルリアリティ)(仮想現実)作品は12月9日(土)まで、鎌倉歴史文化交流館(鎌倉市扇ガ谷1の5の1)の企画展「甦る永福寺―史跡永福寺跡整備記念―」で披露されている。

 永福寺は、奥州合戦等で没した源義経や藤原泰衡らを供養するため、源頼朝が建立した寺院。壮大華麗な大寺院として隆盛するも、室町時代の火災以降は再建されず、廃寺となっていた。

 鎌倉市は1981年から2007年まで発掘調査を実施。今年6月には跡地の整備工事を終え、復元された基礎部分や大池が公開されている(鎌倉市二階堂215)。

3D化で建物を検証

 長澤研究室は04年から鎌倉市と産学協働で、発掘データや図面を基に永福寺の3D化を進めてきた。作っては、細かい点を修正する地道な作業だったが、建物の検証に大きく寄与した。長澤教授は「図面上では理屈に合っていても、実際に柱や屋根を3Dで組み立ててみると、屋根の高さが違うと判明したこともあった。やはり頭で考えるだけではなく、立体的に作ってみないと分からないことも多い。足かけ13年。ようやく最新版が完成し、ホッとしている。優秀な学生のサポートがあり、とても心強かった」と微笑む。

 会期中は、出土品や資料のほか、CGでよみがえった壮大な永福寺を動画で観覧できる。さらに「VR永福寺の特別体験会」では、頭部装着ディスプレイを使って、永福寺の大伽藍や境内、橋上を実際に散策しているような感覚をバーチャルで体感できる。「制作当時はVRなんて夢のまた夢。IT技術の発展によって実現できた。ぜひ永福寺の魂を見てほしい」。体験会は10月28日、11月18・25日、12月2・9日(土曜)。

 企画展は午前10時から午後4時(入館3時30分)。日祝休館。観覧料300円。

 問い合わせは同館【電話】0467・73・8501へ。

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