戦後、幼少期を上村町(現在の藤沢市鵠沼神明3〜5丁目の一部)で過ごした住民が人生の晩年に集まろうと「上村町内『幼少期』思い出の集い」を11月7日、同町内会館で開いた。市内在住者を中心に24人が集まった。
複数の町内出身者から「生前最後にみんなで集まる会をやってほしい」という声があったことがきっかけとなった。町内に住む宮崎幹生さん(82)と関根隆重さん(75)、小菅捷義さん(73)の3人が初めて計画を立ち上げ、昔の名簿をもとに連絡。同世代の1945年の終戦以前に上村町内で生まれ、鵠沼小学校、本町小学校、藤沢第一中学校に通学した人と49年以前から同町内で過ごしていた人たちに参加を呼びかけた。
当日は、上村町内在住12人、町外在住12人が参加。久々の再会を果たすと抱き合ったり、握手をしたりと笑顔を見せた。中には、お互いの顔と名前が一致しない人もいたが、話しているうちに当時を思い出し、笑い合うことも。会は、個々に持ち寄ったアルバムを見たり、当時のように互いを屋号で呼び合ったり、食事をしながら思い出話に花が咲いていた。
幹事を務めた小菅さんは「次世代に伝統として繋げたい。これだけの人数が元気な姿で参加できてよかった」と話した。
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