市内外のNPOや企業など24団体が参加し、暮らしに役立つ情報発信を通じて市民との交流を深める「みんなの消費生活展」が11月18日、湘南台公民館で開かれた。今年で50周年を迎えた同展。主催の実行委員会によると、市民に一層親しんでもらおうと、今回初めて「くらしフェスタ藤沢」との名称で開催した。
今年のテーマは「元気なこども やさしい暮らし」。会場には親子連れなど400人以上が訪れ、賑わいを見せていた。
ソーラーパネルを利用して動くミニチュア風車を展示し、再生可能エネルギーの利便性を紹介したほか、環境にやさしい石鹸作りなどさまざまなワークショップも人気を博した。児童の交通事故件数の減少を目指し、文化服装学院の学生がデザインした高視認性安全服も初めて展示。光を反射する素材を駆使して作られた色とりどりの子ども服が注目を集めた。
また、50回記念として、東京五輪・パラ五輪への気運醸成のための特別講演会も実施。昨年リオで開催されたパラ五輪のタンデム自転車競技で銀メダルを獲得した鹿沼由理恵選手が講師を務めた。視覚に障害があり、練習中の転倒などで大きなけがを負いながらも努力を続け、準優勝を果たした鹿沼選手は「メダルを獲得したことで多くの人との出会いが増えた。メダルは無限大の輝きと感じる。次世代を担う子どもたちにも自転車競技の魅力を伝えたい」と語っていた。
同実行委員会の小野寺清委員長は「多くの来場者で盛り上がり、イベントは大成功だと思う。来年以降も開催を続けていきたい」と話した。
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