2016年に設立40周年を迎えた環境美化奉仕団体「藤沢市みどりいっぱい市民の会」(杉下由輝会長)が、11月14日の秋の褒章で「緑綬褒章」を受章した。29日に藤沢商工会館で祝賀会が開かれ、歴代会長や関係者らが集まった。
祝賀会で杉下会長は40年の歴史を振り返り、「たくさんの方からのご支援があったからこその緑綬褒章。これからも緑の普及と青少年の健全育成という初心を忘れず、ぶれずに活動を広げ、続けていきたい」と感謝と意気込みを語った。
同会は藤沢青年会議所10周年記念事業「緑の街づくり」と題した16ミリ映画の制作をきっかけに1977年10月に設立。当初は52人の会員から活動を始め、現在は200人を超える。これまで稲荷緑地をふるさとの森とした植樹や長久保公園でのセミの羽化観察会、本町と湘南台の町内会と連携した草花植栽、子ども向けの木工細工体験会などを実施してきた。
受章した緑綬褒章は天皇陛下が授与する6種類の栄典の1つで、社会奉仕活動に従事し、顕著な実積のある個人や団体などに与えられる。14日に国土交通省で開かれた伝達式で、杉下会長は社会奉仕分野を代表して登壇。石井啓一大臣から褒状を授与された。
同会は年明けに、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の漁港跡地の公園に40周年記念事業として植樹を予定するなど、他地区との交流にも力を入れている。杉下会長は「2020年の東京オリンピックの時には自然豊かな藤沢を世界へ発信したい」と今後への意欲を語った。
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