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藤沢版 公開:2018年1月26日 エリアトップへ

「おとなの寺子屋」が1周年 東勝寺で仏教のあれこれ

文化

公開:2018年1月26日

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 市内高倉の東勝寺(黒澤宗剛住職)で、昨年1月から第3土曜日に開催されている「おとなの寺子屋」が、1周年を迎えた。幅広い年代の大人たちが市内各所から訪れ、「仏教よもやま話」を楽しんでいる。

「仏教をもっと深く」

 寺子屋は、同寺で毎週行われている「日曜坐禅」と、外国人向けの日本語教室に参加している2人の女性が、黒澤住職に嘆願したことでスタートした。発起人の阿部啓子さんとロシア人のタラノワ・スイトラナさんは、「坐禅の後は雑談で終わってしまうけれど、せっかくなら仏教の話をもっと深く聞きたいと思って。毎回、発見や学びがあり、とても有り難い」と話す。

質問や意見も活発に

 住職による講話は、30分から1時間ほど。「寺と神社の関係とは」「お坊さんが剃髪する理由」「阿弥陀如来と菩薩、観音の違いは」など、事前に寄せられた仏教にまつわる質問やテーマに対して、住職が資料などを交えて解説する。折につけて、参加者から疑問や体験談が活発に飛び交う、対話型の講話となっている。その後は、菓子やお茶とともにおしゃべりに花を咲かせて、交流を図っている。

 住職は「質問に答えられるように事前に調べたりするので、私自身の勉強にもなる。望むらくは、もう少し参加者が増えれば」と話す。参加費は、東日本大震災や熊本地震などの被災地へ寄付されているという。

 ロシアから来日して8年になるというタラノワさんは「自分が思っていたことが、和尚さんや仏教の考えと同じだった時に、『やっぱりそうだったんだ』と分かって自信につながる」といい、辻堂から訪れる和田晴幸さんは「本来の考え方を学べる上に、仏教についての疑問を気軽に聞ける。現世での居場所と、死んだ後の居場所についても考えられる貴重な場所」と語る。

 寺子屋の開催は第3土曜の午後1時から2時30分ごろ(6月と8月は休会)。参加費200円。参加希望者は、同寺(高倉258)【電話】0466・44・0451。

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