藤沢版 掲載号:2018年4月13日号
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藤沢市民病院 常田康夫病院長インタビュー 働き方改革、経営改善が急務

社会

県立湘南高校、弘前大学医学部卒業。専門は高血圧、糸球体腎炎、慢性腎臓病(CKD)。2006年に藤沢市民病院診療部長、14年に藤沢市民病院副院長に就任
県立湘南高校、弘前大学医学部卒業。専門は高血圧、糸球体腎炎、慢性腎臓病(CKD)。2006年に藤沢市民病院診療部長、14年に藤沢市民病院副院長に就任
 藤沢市民病院の病院長に4月から、常田康夫氏(60)が就任した。地域の中核病院として536床35科を有する同院。7月には6年かけたリニューアル工事が完了し新たな船出に期待がかかる一方で、昨年度、一昨年度は経営赤字となり、経営改善策が喫緊の課題となっている。常田病院長に話を聞いた。

「心のこもった医療を」

 --病院長就任おめでとうございます。今後の抱負を聞かせて下さい。

 「患者さんに心のこもった安心できる医療を提供する」ことを基本理念に、診療を行っていきたいと思います。

 その上で、患者さんに優しい病院は当然ながら、職員にも優しい病院を目指し、働き方改革を進めていきます。また、経営健全化を一日でも早く図っていきたい。

 --働き方改革について教えて下さい。

 一般労働者と一緒の条件を医療従事者に当てはめるのは、なかなか難しい面があります。今までの日本の医療界は、医者のボランティア精神に頼ってやってきた歴史があり、医師も時間外労働を無視して無理な働き方をしてきましたが、今の時代にはそぐわない。

 一人の患者を一人の医師が担当するのは当たり前ですが、負担も大きい。複数人のチームで取り組むチーム医療の強化が必要です。また、医師補助や看護助手を増員し、診断書を書くこと、カルテを入力するなど事務的な作業は補助してもらうことで、医師と看護師の負担を減らしたいと考えています。

 --経営改善策はどのように考えていますか。

 やはり、収入を増やさないと経営はうまくいかない。それには売上を増やすか、経費を節約するか。無駄を省くのは大切ですが、必要な経費を削減して見かけ上、収支を合わせるのは本末転倒です。診療報酬の改定に合わせ加算を取っていくことで診療価格を上げたい。病院の機能を強化していけば必然と収入は増えると考えています。

 また、ベッドの回転率を高めることも必要です。市民病院は急性期病院ですので、治療が終了した段階で亜急性期の病院、リハビリ専門の病院などへ転院を勧めて行きます。入院期間も短縮できベッドの回転率も上がれば、それに応じて診療単価も上がっていきます。

 --超高齢社会を迎える2025年に向け地域包括ケアシステムの構築が急務と言われています。

 地域連携が鍵です。昔のように一つの病院が一人の患者を診ているようだと、診きれなくなってしまう。病院の機能に応じた連携を進め、地域全体で患者さんを診ることが大切で、それが地域包括ケアシステムになります。市民病院では地域医療連携懇話会を通して繋がりを深めているほか、病院やクリニックを訪れ顔の見える関係作りを進めています。

 --7月に完全竣工します。

 2012年5月に再整備事業がスタートして今は最終仕上げをしています。完成すれば、バスが病院の玄関まで来るので、患者さんにも職員にも便利になります。これからも利便性の向上に努めて参ります。

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