藤沢版 掲載号:2018年6月1日号
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約30年にわたり禁煙推進活動に取り組んでいる 長谷 章さん 藤沢在住 63歳

医者の価値「禁煙推進」にあり

 ○…WHO(世界保健機構)が定めた「世界禁煙デー」の5月31日から6月6日にかけては「禁煙週間」。30年ほど前、今より喫煙率がずっと高かった時代に一人で禁煙推進活動を始め、これまで市内を中心に公共の場や飲食店などの禁煙化に貢献し続けている。「タバコの被害を食い止めたい。その思いが原動力」

 〇…3代続く内科医院の院長。祖父と父の死が活動を始めるきっかけになった。どちらも医者でヘビースモーカーだった2人は、タバコが原因で同じ56歳で心筋梗塞を発症。一命はとりとめるも早くに他界する。父の死を機に自身もタバコをやめるが、医者としてタバコに関する正しい知識をもっていないと専門家を訪ねることに。「日本の禁煙化があまりにも遅れていると知り、これは医者として取り組むべき価値のあるものだ」と一念発起した。

 〇…食べることが好きだったことから、最初は飲食店の店長に禁煙化を要望して歩いた。仕事の付き合いのある銀行の責任者に会って禁煙化を求めたり、デパートなどへは顧客を代表して社長にメールで訴えた。2003年に受動喫煙の防止を義務付ける「健康増進法」(第25条)が制定されると、それを説得材料に市内のタクシー会社へも禁煙化を要望。「最初は変人扱い」されながら2008年に市内のタクシー禁煙化の立役者となった。

 〇…幼少のころから、何事にものめり込む性格で、トミカのミニカーは今でも診察室に飾るほど。ゴルフは、始めて1年でスコア100を切る熱中ぶりだった。それでも「禁煙は本気度が違う」らしい。2年後の東京五輪では、江の島が会場となり

世界中から多くの人が訪れる。「藤沢から全国へ禁煙化を波及させていくくらいの覚悟で活動したい」と声に力を込めた。

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