神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2018年6月15日 エリアトップへ

自動運転バス 慶大SFCで実証実験 公道での実用化に向け

社会

公開:2018年6月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
運転手はハンドルを握らず、車に運転を任せ走行する。下はバスの外観
運転手はハンドルを握らず、車に運転を任せ走行する。下はバスの外観

 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で6月6日、小田急グループの小田急電鉄(株)、神奈川中央交通(株)と同大が、自動運転バスの走行実験を報道陣に公開した。将来は、学生や教職員の利用が多い最寄り駅の湘南台とSFCを結ぶバス路線での運用を目指している。

 3者は昨年12月、最先端技術の研究や地域の活性化などに関する連携協力協定を締結。それに基づき6月1日から10日にかけ、技術の確認や課題把握を目的に自動運転技術の実証実験を行った。

 この日は、キャンパス内に往復約500mのルートを設定し、報道陣や学生を乗せ自動運転バスを走行させた。運転手が座席で監視するものの、ハンドル操作や加速、減速の操作をしない「レベル3」の自動運転で、途中、バス停にも運転手が操作せず自動停止した。

 車両は日野自動車の小型バス・ポンチョをソフトバンクグループのSBドライブ(株)が改造し、GPSのほかにカメラ、レーダーが搭載されている。昨年3月から沖縄などで走行テストを行い、今回の実験に至った。

 神奈川中央交通の経営企画部事業推進グループ課長の大塚英二郎さんは「実用化へは安全を第一に考えている。現状、まだ安全性を高める必要があり、運賃の収受方法などソフト面での課題もある」としながら、「交通事故の防止、運転手不足などの問題解消につながる」と期待していた。

9月に江の島でも

 小田急電鉄は江ノ島電鉄と連携して、9月に開催されるセーリング競技のワードカップシリーズに合わせ、江の島で自動運転バスの実証実験を行う。県のロボット共生社会推進事業の一環。

 国道134号交差点から島内を結ぶ江の島大橋(全長324m)を運行する予定で、江の島が舞台となる2020年東京五輪での実用化を目指している。

藤沢版のトップニュース最新6

「魔の7歳」どう防ぐ

小学生の交通事故

「魔の7歳」どう防ぐ

警察署「危険箇所共有を」

4月19日

湘南を遊び尽くせ

Locomo代表、栗原さん開発

湘南を遊び尽くせ

アプリで地域情報発信

4月19日

各市街地で軒並み上昇

市内公示地価

各市街地で軒並み上昇

住みやすさとブランド影響

4月12日

湘南がプレーオフ進出

プロバスケB3リーグ

湘南がプレーオフ進出

決め手は得失点差「1」

4月12日

笑顔の繰り手 活動に幕

笑顔の繰り手 活動に幕

人形劇サークル「あひるの子」

4月5日

タッチで移動円滑に

江の島エスカー

タッチで移動円滑に

混雑解消へキャッシュレス化

4月5日

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook