藤沢版 掲載号:2018年6月15日号
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大波に挑む半生、映画に 片瀬海岸出身、脇田さん主役

スポーツ

清野監督(中央)とともに舞台あいさつする脇田さん(左)
清野監督(中央)とともに舞台あいさつする脇田さん(左)
 片瀬海岸出身のプロサーファー、脇田貴之さん(46)=人物風土記で紹介=が主役を務める映画「WAKITA PEAK/ワキタピーク」の上映が8日から始まった。辻堂在住の映像作家、清野正孝さん(38)が長編としては初監督を務めるドキュメンタリー作。サーフィンの聖地、ハワイで巨大な波に挑み続ける男の生き様を追った。

「ワキタピーク」全国公開

 同作は2014年12月から約2カ月間、脇田さんのハワイでの生活に密着し、家族との関係性や大波にかける生き様を描き出している。

 9日にはイオンシネマ茅ヶ崎で上映され、会場に詰めかけた約150人が作品に見入った。上映後は舞台あいさつが行われ、清野監督と脇田さんが登壇。制作のきっかけや舞台裏のエピソードを披露した。

 制作は自らもサーフィンを嗜む清野監督が「サーフィンを題材に究極のものを作るなら、脇田さんしかいない」と出演を依頼。当初は「目立ちたくない」と断られたが、再度頼み込み、協力を得たという。

 大波が筒状に流れる「チューブ」に魅せられ、18歳の頃から日本とハワイを行き来する生活を送っている脇田さん。清野監督が撮影を通じて感じたのは、脇田さんが何より現地のサーファーや自然に対しての敬意を重んじていたことだという。「皆が口ぐちに『ワキタのためだから』と協力してくれた。同じものは二度と撮れない」と清野監督は振り返る。

 サーフィンという特定のスポーツを題材にしていることもあり、劇場探しや製作費の工面には紆余曲折があった。上映にあたってはインターネット上で資金を募る「クラウドファンディング」を活用。制作に向けた共感が広がり、約300万円の資金を集めた。

 清野監督は「サーフィンを題材にしているが、たった一つのことに人生を捧げる男の生き方を描いた。サーフィンをしていない人にもぜひ観てもらいたい」とPRした。

 全編95分。イオンシネマ茅ヶ崎やシネプレックス平塚などで8日から公開している。

 詳しくはホームページ(「ワキタピーク」で検索)まで。

世界一の波、追い求め

 舞台はオアフ島北部にある「パイプライン」と呼ばれるポイント。ハワイの中でも、とりわけ巨大な波が起こり、世界中のプロサーファーが集まるサーフィンの聖地とされる。

 脇田さんは日本とハワイを行き来しながら30年来、パイプラインに挑み続けている。現地のルールを尊重しながら、自らは危険な波だけに挑み続ける姿は聖地でも認められ、その場所は唯一、自らの名を冠した「ワキタピーク」と呼ばれるようになった。

 同作では、2児の父でもある脇田さんの家族模様に触れながら、波を求めて真っ直ぐに生きる姿に迫っている。

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