藤沢版 掲載号:2018年6月29日号
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地域環境美化功績者として環境大臣から表彰された 渡辺 重雄さん 遠藤在住 78歳

番人のあじさいに感謝込め

 ○…地域の環境保全や美化活動に対する、顕著な功績をたたえる環境大臣表彰。小出川の河川浄化や不法投棄防止のためにあじさいの植栽を行い、遠藤あじさいの会の会長として、美化活動を推進したとして表彰された。「散歩する人が多い道。あじさいの時期だけでなく、1年通じてきれいにしていきたい」と語る。

 ○…1990年代、遠藤地区を流れる小出川は不法投棄に悩まされた。背丈のある草の間に、弁当の空き容器、自転車、タイヤなど多数。草刈りをしても、伸びればまたその繰り返し。地域住民は悩み、「花を植えたら減るのでは」とのアイディアで、まずは片側にあじさい250株を植えた。住民の手で一株一株管理しようとオーナー制度を導入。回覧板で募集すると、すぐに定員になってしまった。今では両岸に500株が植わり、不法投棄もなくなった。「距離を広げたらと」と言われたことも。しかしそれは断った。「自分たちで管理できることが大事だから」

 ○…秋田県の出身。「田舎町だから、祭りが盛んで」と懐かしむ。その影響で、民謡、尺八が趣味となり、今では週5回も通うときも。街づくりは義父に勧められ、遠藤地区の生活環境協議会に所属したことがきっかけになった。会の活動は20年来に渡り、現在オーナーの最年少は、7歳の孫。「これ自分のあじさいだよ」との孫の言葉や、「私の花が咲いたの」という住民の会話に充実感を得る。

 ○…17日には恒例のあじさいまつりを開催した。「小出川の不法投棄を監視する番人だから、年1回の感謝の気持ちを込めてね」と愛情が伝わる口ぶり。今では観光スポットとなり、6月になれば、市内外から多くの人が訪れる。お祭りも来年は20回目。「ここまでやってきたなと達成感があるね」とにこやかに語った。

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