藤沢版 掲載号:2018年6月29日号
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地元八部で校歌を歌う

スポーツ

砂川桂一郎(3年)/今年の春から投球フォームを上手投げからスリークォーター気味に変えた
砂川桂一郎(3年)/今年の春から投球フォームを上手投げからスリークォーター気味に変えた
 「今年の1回戦は地元の八部球場。ここで勝って校歌を皆で一緒に歌いたい」。そうチームの目標を力強く話すのは、投手の砂川桂一郎(3年)。2年の春からエースナンバーを背負う砂川の最後の夏が地元藤沢で始まる。

 中学から野球部に所属し、元々は内野手だった。2塁手だった1年生の夏は、足が速かったこともあって代走で出場。1塁コーチャーも務めた。2年生になって3年生の故障や不調などがあり、投手に抜擢された。「安定してストライクが取れたことがピッチャーを任された理由だと思う」と振り返る。「最初はとまどったけれど、やりがいはあった。新しい可能性が見えた」

 決して順風満帆な道のりではなかった。昨年の夏の大会で負けて壁にぶちあったこともあった。球速で勝負をするピッチャーでないことは自らも承知していた。「打たせてとることを常に考えている。変化球を使ってタイミングをずらす、そんな投球を心掛けている」

 今年の春の大会の後には投球フォームを上手投げからスリークォーター気味に変えた。「不安はあった。それでも内野手の投げ方は上からではないし、それで決断した」。それから練習試合でも被安打が減り、四球も減っていった。自信にもつながったという。

 「今年のチームは昨年とは違い、自主性を重んじている。戦術やオーダーも皆で考えて決めている。キャプテンやピッチャーだけが中心ではない。みんなで作り上げるチーム」と、まとまりのあるバックへの信頼は厚い。

 それでも「自分が投げて勝ちたい。おまえのおかげだと、皆にいってもらいたい」と自らを奮い立たせる。覚悟を決めた高校生活最後のマウンドに立つ。

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