知的障害や発達障害など支援を必要とする子どもたちを対象に職業体験をしてもらう「ぷれジョブ」という全国的な取り組みが6年前から藤沢でも行われている。
「ぷれジョブ藤沢」(浅野史郎代表)はこれまで仕事場を提供する23カ所の事業所と協力し計44回実施してきた。事業所はラーメン店やカフェ、市役所、デイケアセンターなど様々で、職業体験は放課後や休日を利用して1週間に1時間の活動を6カ月間継続するのが特徴だ。
デイケアセンター「やすらぎケアセンター湘南台」で体験を行った高校2年生の川副亘輝さんは「将来働くためにつながるから」と話し、マットを拭いたり台所でお茶出しの準備、利用者の見送りなどを行った。受け入れた同センターの飯田恭平さんは「好意的で誠実なところを見習いたい」と話し、事務局の内海智子さんは「職業体験をすることは障害のある子の自信や、障害に対する地域からの理解にもつながる」と話す。
見守り役が不足
一方で、実施中の危険や指示を確認し生徒を見守るボランティア「ジョブサポーター」が不足しているという。実際に活動しているのは現在10人。6カ月間の体験を2人体制で見守っているが、参加者の応募が多数あるのに対して応えきれていないのが実情だ。実際にサポーターとして活動している山田惟忠さんは「特に勉強も体力も必要なく特別な資格などいらないので、未経験者でも参加して」と呼びかけた。
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