市内中学校科学部の生徒らが手作りした機体で飛行時間を競う「第27回 ゴム動力飛行体大会」が24日、辻堂海浜公園で開かれた。部活の顧問教諭が組織する「科学部顧問会」の主催。今年は16校約150人の生徒が参加し、自慢の機体を大空に舞わせた。
科学部には運動部の夏の大会にあたる競技会がないため、子どもたちに目標を持つ機会にしてもらおうと毎年企画している。今年も地元で科学遊びを指導している「おもしろ科学たんけん工房」がサポートした。
大会は、ゴムを動力にした市販機と自作機の2部門で、それぞれ飛行時間が長かった上位3校と総合優勝を決める。当日は時折微風が吹く絶好のコンディション。生徒らはこの日のために試行錯誤を重ねた飛行機を合図とともに宙に放し、うまく上昇気流をつかまると瞬く間に上空へ飛んだ。
参加した大清水中1年の斉藤優希さんは「コツは風とは逆向きにそっと放すこと。(今日の出来は)80点くらいかな」と笑顔を見せた。
競技会後にはゴムの反動で機体を飛ばす「カタパルト」やエントリー外の機体による一斉飛行も行われ、参加者は夏の日差しのもと、競技を楽しんだ。
同会会長の和田盛孝教諭は「子どもたちが工夫することでより良いものができる、ものづくりの楽しさを知るきっかけになれば」と話した。
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