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障害者の就労、農業で支援 養護学校元教諭が野菜栽培

文化

掲載号:2018年8月17日号

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井上さん(上)とナスを収穫する植木さん
井上さん(上)とナスを収穫する植木さん

 獺郷で強い日差しの中、野菜を作る人らの姿があった。みんなが笑顔になれるようにと付けられた「にこにこ農園」で代表の井上宏輝さん(41)を筆頭に、障害を抱えた2人を含む5人が働いている。野菜を食べてくれる人の笑顔を見るために―。

 井上さんは10年ほど前、教師として務めていた白浜養護学校を辞め、ゼロから農業を始めた。耕作放棄地の増加や農家不足問題に加え、養護学校卒業後の進路先が少ない現状が心を動かした。

 井上さんによると、障害が重度になるほど進路の選択先が限られる。これらの問題解決のために「自分が彼らの進路選択の1つになろう」と、海老名にある農業アカデミーに入学。1年間かけて、農業のノウハウを学び、現在の場所に農園を構えた。

 植木政広さん(44)は統合失調症を抱えながら同園で7年以上働いている。現在は週5日、井上さんの指導のもと、野菜を育てている。植木さんは26歳の時にアジアを巡り、農業に興味を持った。しかし、27歳で病を患い、掃除など限られた仕事しかなかった時、井上さんに出会い、今の仕事に就いた。結婚し、子どもにも恵まれ、一家の大黒柱として仕事をこなす。植木さんは「障害があっても農業が仕事にできることを証明したい。自分で作った野菜を家族で食べる時が楽しみ」と笑顔で話した。

誰でも来られる場に

 今後は働く場としてだけでなく、地域の人が集まれる場所にすることが目標。荒廃地や不法投棄が起きないよう農園として次の世代に繋げるため子どもたちにも足を運んでほしいという。

 井上さんは「障害を抱えていてもできる仕事はある。その選択肢の一つに農業があることを多くの人に知ってもらいたい」と話した。

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