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藤沢版 公開:2018年8月24日 エリアトップへ

ニコズキッチン 障害者の就労を後押し 融資制度活用しオープン

社会

公開:2018年8月24日

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ニコズキッチンを運営する小木曽代表(左)と大塚淳一副代表(左)。手にあるトレーのイラストは近くの小学校の特別支援学級の手による。「多くの方の支援があってこそ」と代表
ニコズキッチンを運営する小木曽代表(左)と大塚淳一副代表(左)。手にあるトレーのイラストは近くの小学校の特別支援学級の手による。「多くの方の支援があってこそ」と代表

 障害者の自立に向けた就業支援を目指すカフェレストランが15日、大鋸にオープンした。地元の金融機関や藤沢市、市民活動推進センターなどが立ち上げた「NPO運営相談サポートテラス」の融資制度を活用した1例目となる。市では「これをきっかけに、制度を使った市民による豊かなまちづくりが広がれば」と期待する。

 オープンしたのは、NPO法人Nico‘s Company(ニコズカンパニー・小木曽正子代表=人物風土記で紹介)が運営するカフェレストラン「Nico‘s Kitchen(ニコズキッチン)」(藤沢市大鋸1の9の2)。

 きっかけは、小木曽代表が障害を抱える娘の働ける場を作りたいと発案して。「飲食店は接客や仕入れ、金銭の管理、調理など必要な仕事が多岐にわたる。様々なことにチャレンジできる場所にしたい」と展望を話す。

 融資制度は、湘南信用金庫と藤沢市が5月に締結した協定に基づくもの。同信金、日本政策金融公庫、県信用保証協会、市、市民活動推進センターの5者がそれぞれの専門性を生かし、地域課題の解決に取り組むNPO法人を幅広く支援する。

 同店が目指すのは、一般企業での就労が困難な障害者に対して就労の機会やノウハウなどを提供する「就労継続支援B型」。オープンに際し、市民活動推進センターの担当者は「障害者の可能性に光を当てた飲食店という、今後が楽しみな形」と期待した。

「優しいお店」モットーに

 同店は来店者だけでなく、働く人に対してもバリアフリーにこだわった”優しいお店”。内装は手作りで、トレーには近くの村岡小学校特別支援学級の児童の温かなイラストが描かれている。

 メニューは小木曽さん自ら腕をふるう食事やスイーツで、おすすめは具だくさんのけんちん汁とおにぎり、小鉢のセット。開業を決心させた障害のある愛娘、たまねさんの名前にちなみ「たまセット」と名付けた。

 小木曽さんは「今後地域の方々との交流の場にもしていきたい。ぜひ立ち寄ってもらえたら」と語った。営業は午前10時から午後5時。問い合わせは【電話】0466・90・3494へ。

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