2020年東京五輪のセーリング競技会場となる江の島で9月9日(日)、ワールドカップ(W杯)が開幕する。世界約50カ国からトップ選手ら約600人が集い、江の島沖で熱戦を繰り広げる。
セーリングは、1人または2人乗りのヨットで、海上に設置されたコースを回り順位を競う競技。海上で刻々と変化する風や波の状況をとらえながら、水上を滑走するスピードやテクニックを争う。
W杯は、国際セーリング連盟が主催する国際大会で、年間に世界各地で4つの大会が行われ、総合ポイントによりチャンピオンを決定する。今大会は五輪を想定し、本番と同じ種目で争われることから、五輪を目指すトップ選手が顔を揃える。
日本からは約60人が参加予定。藤沢にゆかりのある選手としては、ジャカルタで開かれたアジア大会で金メダルを獲得した、レザーラジアル級の土居愛実選手(慶応大学SFC出身)と470級の吉田愛選手(日大生物資源科学部出身)・吉岡美帆選手(市内在住)ら。また、新種目のナクラ17級で深沢瑛里選手(市内在住)がレースに挑む。
レースは予選が11日から、各種目の決勝は15日と16日に開かれる。
コースは江の島から東へ葉山沖に向かう海上に設定。大会事務局によると、海底が突然深くなる江の島沖の地形により、風が吹くと波が高くなることが特徴という。
決勝が行われる2日間は、島内の南緑地周辺に観覧エリアが設置され、大画面でレースが観覧できるほか、飲食ブースやステージイベントも開かれる。
8日に歓迎イベント
大会に出場する選手らを歓迎しようと、開幕前日の8日には島内の北緑地広場で「ウェルカムフェスティバル」が開かれる。同実行委(湯浅裕一委員長=人物風土記で紹介)が主催となり、神輿の海上渡御や江の島囃子、和太鼓など藤沢や日本の伝統芸能を披露する。
午前11時30分から午後1時30分。問い合わせは事務局【電話】0466・20・5660へ。
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