今夏、水泳界の期待の星として輝きを放った小堀倭加さん(湘南工科大付属高校3年)。8月の第13回パンパシフィック水泳選手権大会で、自由形の400mと1500mで高校新記録を樹立。続く第18回アジア大会では、自由形の800mと1500mの2種目で銅メダルを獲得した。今回の日本代表での活躍や目標とする東京五輪への思いについて聞いた。
世界を舞台に躍進
―今年、初めてA代表に選ばれ、2つの国際大会で大活躍でしたが、感想を聞かせて下さい
日本代表の選手として、結果が残せて良かったと思っています。大会では、やっぱり世界との差を実感しました。アジア大会では自分よりも年下の中国の選手に大差で負けてしまいました。
高校新や自己ベストの記録を出せたことは自信になりましたが、まだまだ上を目指したいので、その結果には満足していません。
―大会にはどんな気持ちで臨みましたか
パンパシでは400mで、アジア大会では1500mで高校新記録を狙っていました。実際に泳いでみたらパンパシがすごく調子が良くて、アジア大会では少しタイムが落ちてしまいました。
レースでは、パワーもスピードもある外国人に前半から離されず付いていくことを考えていました。前半から思い切りいけたことが結果にもつながったと思います。
―日本代表チームにはすぐ慣れましたか
最初は、どんな感じなのかと緊張していましたが、大会が始まってからすごく楽しく過ごせました。一緒に応援できて、応援してもらえて、高校生で若い私でも受け入れてもらえました。
リレーをプールサイドで応援していたときに、何だか分からないですが、また日本代表に入りたい、この場所に立っていたいという気持ちがすごく沸き上がってきて、また頑張りたいと思えました。
高校で長距離に転向
―水泳はいつから始めましたか
小学生で本格的に始めました。中学3年生までは背泳ぎの選手でしたが、スランプというか記録が伸びない時期があって。高校生になってインターハイの出場種目を決めるときに、背泳ぎでは決勝に残れる可能性は低く、持久力があったので一度長距離に出場してみようと。そうしたら思っていたよりも結果が良くて。それから長距離がメインになりました。
―練習ではどのくらい泳ぎますか
練習は基本的に週6日。約2時間の練習で5〜6千mを泳ぎます。今の課題は、上半身の強化。ウエイトトレーニングはしていませんが、泳ぎの中で注意しています。外国人選手と戦うにはスピードが必要。上半身はもちろん全身の筋力を強化しています。
―東京五輪へ思いを聞かせて下さい
1500mをメインに出場を目指しています。まだまだ伸びしろがあると思いますし、出場も不可能ではないと思います。2年後といっても積み重ねなので、一歩一歩頑張っていきたい。
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