日本列島を縦断した台風24号は9月30日から1日未明にかけて県内でも激しい風雨をもたらした。藤沢市内では、辻堂で10月の観測史上最大の瞬間風速36・8mを記録。市によると台風による死者や行方不明、負傷者など人的被害はなかった(1日午前6時現在)が、藤沢駅南口デッキの外装パネルが崩落するなど公共施設への被害が相次いだ。
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市によると、9月30日午後3時に避難勧告の前段階にあたる避難準備・高齢者等避難開始を発令。市民センターや公民館など、市内13カ所に計66人が避難した。
深夜には市内で大規模な停電も発生。沿岸部を中心に計1万3300件にのぼった。
藤沢駅南口では、1日深夜、名店ビル前にある2階デッキの外装パネルが約8mにわたって脱落。未明から市職員らが復旧作業に追われた。また藤沢市民病院のバス停屋根が損壊したほか、公共施設関連のフェンスや鉄柱の傾倒、倒木など、被害が相次いだ。
観光施設では、昨年10月にも台風の被害があった江の島岩屋で内部に岩石や流木が流入。歩道橋の高欄仮設フェンスなどが破損するなどし、営業を一時停止した。民間でも新江ノ島水族館が安全点検などのため、翌2日まで臨時休館した。
市によると物的被害についても倒壊など大規模被害はなく、現在各所で復旧整備を進めている。
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